2015年4月23日木曜日

複雑さは組み合わせから

ゼロからのプログラミング講座はとうとうHTMLとPHPとSQLの連携に入った。


HTML→作り手側が情報を表示するための言語

PHP→ユーザーが作り手側が提示した問いかけや呼びかけに対して具体的なアクションを起こすための言語

SQL→ユーザーが入力した情報を蓄積するための言語


一つ一つはシンブルな機能だけど、組み合わせていくとツイッターやフェイスブックやぐるなびのようなサービスになる。 シンプルな動きを組み合わせて複雑な動きにするスポーツみたい。

2015年4月13日月曜日

『なぜふつうに食べられないのか』書評 by 三好春樹さん

☆♪「ブリコラージュ」の連載も話題の、磯野真穂さんの新刊。人間(当然、老人も含む)がぶつかる課題に対して、医学という枠組みが、いかに狭いかが、よ〜くわかる。摂食障がいだけでなく、介護、精神障がいに関わっている人にお勧め。個体還元論から解放される快感を!

Posted by 三好春樹 on 2015年4月4日


三好春樹さんは、介護の領域で先進的な試みを多くなさっている、生活とリハビリ研究所所長さんです。

2015年4月8日水曜日

先送りの理由

先送りせずにすぐやる人に変わる方法』(佐々木正悟)におそらく多くの人には耳が痛いが、現実をついている言葉があった。


「時間ができたときにやります」
「あとでやります」


そういう人って自分も含めて多い多い。
時間がないからちゃんとできない、後でならもっとよくできると思うから。


でもそんな人たちに作者は一言。


あとでやったところで自分の才能も状況もほとんど変わらない「いま」が再びやってくるだけです。

未来の自分が今の自分よりよいなんてまずありえない。だったらいまやってしまおう。未来の自分により良い自分を用意しておこう。その筆者の言葉はすごく当たってる。

2015年4月4日土曜日

食べることの未来―石倉敏明×藤原辰史

少し前になるが、文化人類学者の石倉敏明さんと農業思想史が専門の藤原辰史さんの対談が生活工房であった。

登壇者に共通していたのは、「人間の身体をその外側の世界と分離して考えることなんてできないよ」、という点。

石倉さんの人間には「内臓」に加えて、「外臓」があるという話、藤原さんの「イカの踊り食いをした場合、そのイカはいつ自分になるのか」といういっけんすっとんきょうな質問が、食べるという行為の本質を突く。

私はいわゆる「摂食障害」という病気にかかった人たちの調査を10年以上してきた。その人たちは概してとても勉強熱心で、いろいろな専門書を読んでいるけど、たいていそれは医学や心理学、栄養学の観点から書かれたもので、こういう形の視点を聞くことはほぼないといってよい。 

ふつうに食べられなくなった人たちは、人文・社会科学の身体や食べ物のとらえ方を学ぶことで活路が見いだせるのでは、と思う時がしばしばある。なぜならそこにはそれまでにふれたことのない、身体や食べ物のとらえ方があるはずだから。




2015年4月1日水曜日

AIの衝撃 小林雅一

AIの歴史と現在をわかりやすく解説している新書

AIの進化に当たって脳科学が深くかかわっており、脳の解明がAIの進化に直結すると現在では考えられているらしい、というところが興味深い。

文化人類学的に見ると「意味を見出す、作り出す」というところまで、入らないとAIは人間の本質には届かない感じもする。

しかしこの書のいうようにAIロボットが私たちの生活空間にまで入り込み、その情報がGoogleといった企業に事細かに収集されるかと思うと恐ろしい。ペッパー君の目がとらえたものもそのままデータセンターに送られるのである。

でもFacebookとかLINEとかで自分の情報をばんばん開示してる人からしたら、そんなことたいしたことじゃないのかな。便利とは何物にも代えがたいものらしい。