2017年9月24日日曜日

花乃公案(12月17日@銀座)―能の公演


講演で鞍馬天狗を演じられる浅見さんは、能面を付けた後、舞台の袖にある大きな鏡の前で30分座るのだという。

その役になるために。

そして終わった後も能面を外して30分間、鏡の前に座るのだという。

役に憑依し、憑依を解く。


また能面をつけると視界が遮られてほとんど見えないので、どうするのかと聞いたら、見えなくても大丈夫なように練習を重ねるのだという。本番は除法しか見えなくても演じられる。身体が立ち位置を覚えているから。

能の世界奥深すぎます。